増岡窯業原料株式会社では、珪砂・長石を精製する工程で未利用資源キラが大量に派生し、そのほとんどが廃棄されています。その未利用資源キラを有効活用し、舗装用保水性のセラミックブロックを、都市部のヒートアイランド現象緩和に貢献できる性能レベルまで高める技術開発をおこなってきました。この事業化に関して、有識者等で構成する愛知県エコタウン推進会議において審査を受け、愛知県循環型社会形成推進事業費補助金事業として選定されました。
このリサイクル・エコ事業が、メッセナゴヤ2016(平成28年10月26日〜29日、ポートメッセなごや)の「あいちの環境ビジネス発信事業」ブースに、ダイワセラミックス株式会社(増岡窯業原料グループ)として出展・紹介されました。
また平成29年2月3日には、増岡窯業原料グループが、「未利用資源キラを有効活用した日本初の保水性ブロックの開発とヒートアイランド現象の緩和」の事例にて、2017愛知環境賞優秀賞を受賞しました。増岡窯業原料グループであるダイワセラミックス株式会社の保水性セラミックブロック「モイストペーブ®」がその商材になります。
愛知環境賞は、資源の循環や環境負荷の低減を目的とした企業、団体等による先駆的で効果的な技術・事業、活動・教育の事例を募集し、優れた取組に対して表彰をするとともに、広く紹介することによって、新しい生産スタイルら生活スタイルを文化として社会に根付かせ、資源循環型社会の形成を促進することねらいとしています。